枝野氏「まず、撃ち落とす能力は、あと2年ほど自衛隊は装備されない。そして本当にそれをやらなければ日米同盟が壊れてしまうような、日米同盟は脆弱なものか。本当に米国の、グアムは領土だから、米国の領土を守るためにどうしても必要なことであれば、それは本来米軍が自ら装備をするはずだ。
どこかの国の外務副大臣が『撃ち落とさなければ日米同盟がダメになる』と無責任なことを言っていたが、そうした情緒論に流さてはいけない。わが国は基本的には専守防衛。領土・領海が攻撃されたことに対して、それは全力をあげて領土・領海、国民を守るということだが、それを超えてできるということをつくってしまえば、じゃあ、どこまでができて、どこまでができないとか、恣意的に判断が変わっていく。
第2次世界大戦、日中・日米戦争のときは、このあいだもNHKが報道していたが、インドに行くことが生命線であるというところにまでいった。だから領土・領海・領空を守ることを超えることについては、日本の自衛隊がどこまでできるのかということが無限に拡大するスタートになりかねない。それをせずに、どう日米同盟を維持し、わが国の領土・領海を守るのかということに全力をあげるべきだ」