民進党代表選・共同会見詳報(下)

枝野氏「(若狭氏目指す国政新党は)自民の補完勢力」前原氏「政策・理念が不明。与党か野党かも」

 枝野氏「政権の選択肢となるためには、いっときの風に流され、ポピュリズムに走る、こうした政党では不可能だ。地域に根ざし、それぞれの暮らしに寄り添う。そうした草の根の力。それに支えられた政党でなければ政権の担い手たり得ない。

 民主党政権が十分な成果を上げられなかった原因の一つに、10年以上かけて地域組織を頑張って作ってきたが、まだまだ不十分だったことがある。この数年、残念ながら特に国会議員の間で、目先の風に右往左往していないか、振り回されていないか。その反省から民進党の再生は始まる。

 地域で歯を食いしばって、厳しい中でも旗を掲げて頑張ってくれている仲間がいる。そうした人にしっかりと顔を向けられるよう、地に足つけて、風に流されることなく党を再生していけば、必ず国民の理解を得られると確信している。そのために、草の根からのボトムアップ型の新しいリーダーシップを発揮して、この党をまとめていきたい」

会員限定記事会員サービス詳細