茨城夏の乱 8.27知事選

ラストサンデー 政策訴え3氏奔走

 知事選は20日、選挙期間中最後の日曜日を迎えた。いずれも無所属で、7選を目指す現職の橋本昌氏(71)、元IT会社役員の新人、大井川和彦氏(53)=自民、公明推薦、NPO法人理事長の新人、鶴田真子美氏(52)=共産推薦=の3人は、駅前や百貨店、スーパーなど人が多く集まる場所で街頭演説を行った。投開票は27日。県内を走り回った選挙戦も残り6日間となり、ラストスパートに入る。(鴨川一也、海老原由紀)

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 橋本氏は日立市多賀町のJR常陸多賀駅前で、6期24年間で行ってきた県内のインフラ整備や、県北芸術祭などの実績を前面に打ち出し、「年間約2千社を訪問するなど、企業誘致も進めている」と強調した。

 人口減少にも言及し、「健康寿命を延ばす対策、待機児童を減らす対策を講じ、茨城を住みやすい県にする」と主張した。

 応援に駆けつけた同市の小川春樹市長は東日本大震災当時を振り返り、「橋本氏はいち早く国に赴き、被害を訴え、復旧・復興を成し遂げてくれた」とたたえ、支援を呼びかけた。

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 大井川氏は日立市多賀町のJA日立市多賀の駐車場で演説し、人口減少について「どう対応するか、答えはない。挑戦する茨城を作らなくてはいけない」と強調。「その時に求められるリーダーは行政の経験もあり、民間の感覚もある人間ではないか」と支持を訴えた。

 自民、公明両党の国会議員らも応援に駆けつけ、自民党の上月良祐農水政務官は「(現職が当選したら)28年。どう考えたって長すぎる。知事は(国に対する陳情や要望など)外に出ていっていない」と橋本氏の多選を批判した。

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 共産党を含む6政党・団体から推薦を受ける鶴田氏は水戸市泉町の京成百貨店前で街頭演説を行った。応援に駆け付けた福島県南相馬市の桜井勝延市長らが見守る中、「命ある全てのものが安心して輝けるような優しい県政を約束する」とアピールした。

 鶴田氏は日本原子力発電東海第2原発に触れ、「廃炉に持っていく。力を合わせれば自然エネルギー中心の社会にがらっと変えられる」と強調。「県の税金の使い方を変える。地元の経済を輝かせる」とも述べ、福祉の充実や女性視点の県政運営などを訴えた。

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