2000安打・阿部慎之助を追う

高校受験の失敗がいまの巨人での人生に! それでも「高校3年間あまり良い思い出はない」

【2000安打・阿部慎之助を追う】高校受験の失敗がいまの巨人での人生に! それでも「高校3年間あまり良い思い出はない」
【2000安打・阿部慎之助を追う】高校受験の失敗がいまの巨人での人生に! それでも「高校3年間あまり良い思い出はない」
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 巨人の阿部慎之助(38)がプロ野球史上49人目となる通算2000安打を達成した。巨人の生え抜き選手では1980年の柴田勲以来5人目、37年ぶりの快挙だ。プロ17年目での偉業の陰で、人知れぬ苦労もあったことだろう。高校時代に指導した恩師は「プロになる」という高い意識を努力の原動力にしていたと指摘した。

 阿部にとって、高校受験の失敗がなければ、野球人生は大きく違うものになっていたかもしれない。第1志望だった高校にまさかの不合格。2次募集をしていた安田学園(東京)に、何とか滑り込んだ。

 同校の中根康高監督(当時)は、中学時代の阿部のことをほとんど知らなかった。もともと阿部が志望していた学校の野球部の監督と知り合いで、その人からどんな選手か聞いていた程度。阿部のプレーは入学直前に初めて見たという。「体つきはちょっとポチャッとして、柔らかいキャッチボールしているなという感じ。バッティングはミートのうまい選手だなという印象」。他の選手と比べてずば抜けてうまい、というほどではなかった。

 入部当初はレギュラーではなかったが、阿部のプレーは堂々たるものだった。控えメンバー中心に組んだ練習試合で、捕手として試合に出場。上級生の野手に向かって「レフトこっち」「ライトこっち」と守備位置を指示していた。中根監督は「普通だったら上級生に交じったら気後れしてできない。ちょっとモノが違うなと思った」と振り返る。

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