バルセロナ暴走テロ

バルセロナ郊外で銃撃戦 警察、テロ犯5人射殺 自爆ベルトで武装

 【ベルリン=宮下日出男】スペインの警察当局は18日、群衆に車両が突っ込むテロが起きたバルセロナから約120キロ南西に位置するカンブリスで同日、銃撃戦があり、テロ犯とみられる容疑者5人を殺害したと発表した。ロイター通信などが伝えた。地元当局によると、このほか民間人6人と警官1人が負傷した。バルセロナでのテロとの関連は現時点では不明としている。

 AP通信によると、容疑者5人は自爆ベルトを所持していたと警察当局が明らかにした。

 地元メディアなどによると、現場は観光客が多い地中海沿いの港湾地域で、警察官がセキュリティーチェックをしていたところ容疑者を発見。容疑者らは車両で逃走したが横転し、銃撃戦になったという。

 一方、カンブリスの南西のアルカナルでは17日、住宅が爆発して1人が死亡した。警察当局は、これらの事件とバルセロナでのテロとの関連性を調べている。

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