自らが院長を務める美容外科「高須クリニック」のCMを民進党議員に「陳腐」と言われたとして怒りをあらわにしている高須克弥氏(72)。すでに名誉毀損に当たるとして、この議員と同党などを相手取って計1千万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める訴訟も起こしている。徹底抗戦の構えを見せる背景にはいったい何があるのか。キャッチコピーに込められた思いは? 高須氏がすべてに答えた。(※8月15日にアップされた記事を再掲載しています)
--そもそも、あのフレーズはどのようにして生まれたのでしょう
「今は『イエス高須クリニック』だけが使われるようになりましたが、もともとのフレーズは『自分を楽しんでいますか? イエス高須クリニック』というもの。約7年前に亡くなった妻が考えてくれたものです」
「妻は大学医学部時代の同級生で、たまたま田舎も愛知県の三河地方と一緒。ネーティブな三河弁で話せる唯一の戦友でした。家庭環境もよく似ていて、私も向こうも医者の家の長男・長女。お互い家を継がなければいけないという立場でしたが、彼女は妥協してお嫁に来てくれた。そして、『一緒に仕事をしようね』と立ち上げたのが、高須クリニックでした。妻はそこで、広告戦略などを引き受けてくれていました」