日韓軍事協定を当面維持 宋永武国防相、国会で答弁

 韓国の宋永武国防相は14日の国会国防委員会で、昨年11月に発効した日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を見直す可能性について「1年も運用していない段階で決めるのは早過ぎる」と述べ、当面は維持する考えを示した。

 GSOMIAは安全保障分野の機密情報共有を可能にする協定で、日本との歴史的経緯から反対意見も強い中、朴槿恵前政権下で締結。文在寅大統領は公約集で「有用性を検討後、延長するか否かを決定する」とし、見直す可能性を示唆していた。

 宋氏は国防委で、見直しに関する与党「共に民主党」議員の質問に「あと1年運用してみた後に対応しても遅くない」などと答弁した。(共同)

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