茨城夏の陣

現職7選か阻止か 魅力度ランキング最下位県の知事選が注目選挙に 超長期政権VS自民県連

 自民党は橋本氏の「多選の弊害」に焦点を絞って攻撃を仕掛けている。とはいえ、「県庁内で部下は知事の機嫌を損ねることを極端に恐れ、真正面から知事に物を言わない」「このような停滞ムードの中で、今以上の県政の発展は望めない」と具体性に欠くことは否めない。多選の決定的な弊害を見いだしていないのが現実だ。

 攻勢を強める自民党は、菅義偉官房長官や石破茂前地方創生担当相、小泉進次郎衆院議員ら自民党議員を次々と茨城県に投入し、大井川氏への支持を固めようとしている。

 知事選には、日本原子力発電東海第2原発(東海村)の再稼働に明確に反対を表明したNPO法人理事長の新人、鶴田真子美氏(52)も立候補を表明した。共産党が推薦する鶴田氏の参戦が橋本、大井川両氏にとってどう影響するのか。知事選の情勢は混沌(こんとん)としている。橋本氏と自民党茨城県連の「暗闘」にもけりがつく日が迫っている。

 保守王国の茨城県で自民党が負ければ、仙台市長選に続く敗北となり、安倍政権にとっては支持率回復へのつまずきとなる。

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