茨城知事選2017

事前審査に3陣営 告示へ準備加速

 任期満了に伴い10日告示、27日投開票で行われる知事選の立候補届出書類の事前審査が4日、県庁で行われ、既に立候補を表明している3陣営が審査を済ませた。告示日まで1週間を切り、立候補予定者らは選挙戦に向けた準備を加速させている。(立候補表明順)

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 ■大井川氏 一人一人に直接訴え

 無所属新人の大井川和彦氏(53)=自民、公明推薦=は3月の出馬表明以降、ほぼ毎朝、駅前や交差点に立ち、企業へのあいさつ回りをこなし、知名度で上回る現職に対抗。同氏を擁立した自民党県連の会合や、同党所属の国会議員や地方議員らの報告会などに同席し、支援を呼びかけてきた。

 陣営幹部は「本当にタフで疲れ知らず。精力的にやってくれた」と振り返る一方「出馬表明から、ここまであっという間で短かった」と漏らした。

 告示を目前に支援者は増えつつある。7月には公明党からの推薦が決定。今月2日には、県内自治体の一部の首長が大井川氏支援を表明した。後援会事務局によると、1千を超える団体から推薦を得た。別の陣営幹部は「ここまで来たら大きな集会ではなく、小さな集まりで有権者一人一人に直接訴えていく」と意気込んでいる。(鴨川一也)

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 ■橋本氏 「真面目」に公務優先

 現職の橋本昌氏(71)も県内を走り回る。7月16日には水戸市内のホテルで支持者ら約2500人を集めて総決起大会を開催。30日にも筑西、桜川、笠間の3市で1千〜2千人規模の大規模な集会を行い、支援を呼びかけた。告示日に行う出陣式にはさらなる人出を見込んでいる。

 しかし、現職ゆえに橋本氏はあくまで「公務優先」のスタンス。特に平日は「公務がほとんど。意外と隙間が少なくて、公務以外を入れ込むのは難しい。(橋本氏は)真面目なんだよ」と陣営幹部も少々困り顔だ。

 それでも、アフターファイブを生かすなど、公務の合間を縫って県内各地で支持者らが開く集会に顔を出し、精力的に活動している。「6期やっているから名前は売れている。知名度という点ではリードがある」と、陣営幹部は24年間の貯金に期待する。(上村茉由)

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 ■鶴田氏 県南の浮動票を狙う

 無所属新人の鶴田真子美氏(52)=共産党県委員会など推薦=は立候補を表明した6月下旬以降、後援会に当たる「いのち輝くいばらきの会」の各市町村支部を立ち上げ、知名度アップを図ってきた。陣営幹部は「告示日までに(県内の)全44市町村に支部を作りたい」と意気込む。

 「原発依存からの脱却」。鶴田氏が掲げる主要政策と同じ立場を取る共産党の各市町村議や前東海村長の村上達也氏らと県内を回り、支援を呼びかける。今月2日に鶴田氏とともに東海村で街頭演説を行った村上氏は「鶴田さんの名前は急速に浸透しつつある」と自信をのぞかせた。

 つくば市在住の鶴田氏には県南、県西地域に支持基盤を築きたいという狙いがあり、別の陣営幹部は「県南地域に多く存在する浮動票を狙っていきたい」と、今後の活動について語った。(丸山将)

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