新聞は、『「新」たなことを「聞」く』と読むことができます。文字通り、毎日の新しい出来事を伝えてくれるのです。ある事件についての情報は、日々刻々と増え続け、時に変化し、またあとから意外な真実が明らかになったりします。
そんな事件や時事問題について、クラス全員で手分けして過去の新聞から関連する記事を探し出すという学習を試みることがあります。
名付けて「新聞ウォッチング-ニュースを追跡する」です。
まずストックしておいた新聞のバックナンバーを生徒1人に1部ずつ配付します。そして、「今日のお題」を提示します。お題は、長期にわたって連日のように話題になっている事象が望ましいですね。「記事を見つけた!」という実感を持つ生徒が、できるだけ多い方が望ましいです。
次に見つけた関連記事の見出しを日付入りで黒板に板書させます。教師はその見出しを日付順に追わせ、ニュースにどんな変化があったか、ニュースの核心は何かを問いかけ、生徒たちが気付いたこと、考えたことを自由に発表させます。意見が出尽くしたところで、意見を整理してまとめます。