気象キャスターの倉嶋厚さん死去 93歳、気象解説者の草分け 「熱帯夜」の言葉つくる

 気象解説者の草分けで、気象に関する知識をわかりやすい語り口でお茶の間に伝えた気象キャスターの倉嶋厚(くらしま・あつし)さんが3日、腎盂がんのため死去した。93歳。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主はおい、小堀文明(こぼり・ふみあき)さん。

 大正13年、長野市生まれ。昭和24年に中央気象台付属気象技術官養成所(現気象大学校)を卒業後、気象庁で主任予報官や鹿児島気象台長などを歴任。退官後はNHKの解説委員となり、ニュース番組の気象キャスターとして活躍した。「熱帯夜」という言葉をつくったことでも知られる。

 エッセイストとしても活躍し、「季節の366日 話題事典」「暮らしの気象学」など多くの著作を残した。平成14年には、妻を亡くした後、鬱病になり、克服した体験記「やまない雨はない」を出版した。

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