憲法改正

憲法改正議論 安倍晋三首相「党に任せる」 秋の臨時国会提示先送り示唆 与党で高まる慎重論

新体制で臨む意気込みを語る安倍晋三首相=4日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)
新体制で臨む意気込みを語る安倍晋三首相=4日午前、首相官邸(斎藤良雄撮影)

 安倍晋三首相(自民党総裁)は4日、憲法改正に関し自身が表明した2020年の新憲法施行について「私の考えは申し上げた。あとは党に任せる。議論が熟していくことを期待している」と述べ、自民党内の議論に委ねる意向を示した。「スケジュールありきではない」と重ねて強調し、秋の臨時国会に党の改憲案を示すとした方針の先送りも示唆した。日本テレビ番組で語った。

 首相は「しっかりとデフレから脱却して経済を成長させ、経済の好循環をつくることに全力を傾けたい」と語り、3日に発足した第3次安倍第3次改造内閣として経済最優先で取り組む考えを強調した。

 憲法改正については「私は問題意識を示し、議論が活性化したのは事実だ」とも語り、自身の提案の意義をアピールした。首相はこれまで、9条1、2項を維持した上で自衛隊の存在を明記し、秋の臨時国会に党の改憲案を提出する意向を示していた。これを受け党憲法改正推進本部は9条改正など4つの改憲項目を対象に議論を進めていた。

 しかし、7月2日の東京都議選大敗を境に内閣支持率が急落。首相が8月3日に続き4日も「スケジュールありきではない」と発言したことで、党内は改憲への慎重論が強まっている。