顔検出阻止するプライバシーバイザーのセカンドモデル、眼鏡に近づく、鯖江市など開発

 鯖江市、金型成形の前澤金型(同市)、国立情報学研究所(東京)は31日、意図しないスマートフォンやカメラなどへの写り込みによるプライバシー侵害を阻止する「プライバシーバイザー」のセカンドモデルを開発し、来年2月以降に発売すると発表した。ファーストモデルのアンケートを基に、日常生活で違和感なく使えるデザインと小型軽量化を図った。インターネットで資金を募るクラウドファンディング「ファーボさばえ」での募集を同日開始した。

 顔にかけると、カメラやスマホのカメラに搭載されている顔検出機能をブロックできる。顔検出は目や鼻周辺の輝度により行われており、バイザーのフィルターで光を反射させて検出を阻害する仕組み。顔の特徴の抽出を困難にし、偶然写り込んだ個人の特定などを防ぐ。

 ファーストモデルはプライバシー保護に注力した結果、フレームが大型となり、価格も3万6千円と高め。セカンドモデルは前澤金型の3Dプリンター技術などを使い、デザインをより眼鏡に近づけ、日常使いに適した製品を目指す。

 レンズ(フィルター)の大きさをファーストモデルより約60%縮小し、外観が一般的な眼鏡に近づいた。レンズ部分は可動式で、下ろした状態で掛けると見た目に違和感がなく、跳ね上げることでプライバシー保護機能を強化する。重量も約15%カット。

 デザインは丸っこいオーバル、四角いスクエアの2種類。価格は今年の国際メガネ展出展後に決める方針だが、低く設定するとしている。

 ファーボさばえの募集は9月29日まで。目標額は500万円だが、今回は目標未達成でもプロジェクトが成立する「オール・イン」。プライバシーバイザーの金型や部材などに使う。1万円の支援でオーバル、スクエアのいずれかが、1万8千円で両タイプが返礼品としてもらえる。詳細はファーボさばえ(https://faavo.jp/sabae/)。

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