北ミサイル

米軍、THAADシステムの迎撃実験に成功

 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省のミサイル防衛局(MDA)は30日、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル」(THAAD)による弾道ミサイル迎撃実験を実施し、成功したと発表した。

 実験は、太平洋の上空で米空軍のC17輸送機から発射された中距離弾道ミサイルに見立てた標的を、アラスカ州コディアック打ち上げ基地に配置された米陸軍部隊のTHAADシステムが「探知し、追跡し、迎撃した」としている。

 迎撃実験は今回で15回目で、現在までの成功率は100%。MDAは「北朝鮮などからのミサイルの脅威に対する防衛能力は強化された」と強調した。

 実験は、28日に2回目の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を強行した北朝鮮に迎撃能力を誇示する効果も狙ったとみられる。

 MDAのグリーブス局長は声明で「今回の成功で、高まる(弾道ミサイルの)脅威の上を行く(迎撃)能力が強化されることになる」と強調した。

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