ヒアリ対策、福井・敦賀港で 生息・繁殖場所の舗装亀裂を補修

コンテナヤードの亀裂を充填剤でふさぐ作業員=福井・敦賀港
コンテナヤードの亀裂を充填剤でふさぐ作業員=福井・敦賀港

 全国各地の港などで発見されている南米産の強毒アリ「ヒアリ」の定着を防ぐため、北陸地方整備局敦賀港湾事務所は28日、ヒアリが生息する中国と定期コンテナ航路がある敦賀港(福井県敦賀市)で舗装面の亀裂をふさぐ緊急対策を実施した。

 横浜港や名古屋港などで亀裂の下から繁殖しているヒアリの群れが見つかったことを受け、国土交通省は中国や台湾など生息地からの定期コンテナ航路がある全国68港で緊急対策の実施を決めた。同整備局管内では敦賀港をはじめ、新潟港や金沢港など5港が対象となる。

 敦賀港で緊急対策が実施されたのは、地盤の沈下などでできた鞠山南コンテナヤードの通路表面の2カ所の亀裂で、長さは計約100メートル。同事務所や県の担当者らが見守る中、作業員がアスファルトに特殊ゴムを混ぜた充(じゅう)填(てん)剤で亀裂を補修していった。

 同事務所の担当者は「県などと連携しヒアリの侵入、定着に対応し、安全安心に利用できる港を維持したい」と話した。県が実施した生息調査では同港でヒアリは確認されなかった。

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