WEB編集委員のつぶやき

加戸守行前愛媛県知事は「濡れ衣」と断じた 森喜朗氏は「真相を一番知っているのは加戸氏だ」と裏付けた それでも「報じない自由」はあるのか

 また、前川氏を「そこまで想像をたくましくしてモノを言う人なのか。安倍首相をたたくために、そこまで全国に流れるテレビの取材に応じ、私の取材ができなければ、生で流れていたかもしれない。自分の後輩ながら精神構造を疑った」と切り捨てた。

 これに対し前川氏は「誤解だ。『総理に頼まれてその発言をした』と言った覚えはない」と述べるにとどまった。両者の発言を改めて吟味していただきたい。

 森喜朗元首相が産経新聞紙上で語ったインタビューも加計問題の「真相」に迫っている。

 「『加計学園』の獣医学部新設をめぐる風当たりは相変わらず強いな。あの真相を一番知っているのは愛媛県の加戸守行前知事だ。僕は文教族だったから彼が文部官僚だったころからよく知っているんだよ。彼は国会でもいろいろと重要な証言をしてるんだけど、産経新聞を除いてマスコミはほとんど報じないね。どうしてかな? 昭和40年代後半に獣医学部を4年制から6年制に変えることになったんだが、あわせて国立大学の獣医学部を地域ブロックごとに1つにまとめる構想が持ち上がったんだ。これに元総務庁長官の江藤隆美さんたちが『不届き者め!』と猛反発してね。日本獣医師会と結託して威嚇と恫喝を繰り返し、文部省に二度と私立大学の獣医学部を作らせないことをのませたんだな。そうでなかったら半世紀も獣医学部が新設されず、定員も増やさないなんてことがあるわけないだろ。これを知っている国会議員はもうほとんどいない。文科省の文書記録にも残っていないだろうけど、これが真相だよ」