「私が標的に…」実録・LINEなりすまし被害の一部始終 乗っ取り、拡散の恐怖と後悔

 翌7月20日、顛末(てんまつ)を報告していた女性のもとに、LINEのカスタマーサポートからメールが届いた。「弊社で調査したところ、お客さまの電話番号で別のアカウントが作成されていることを確認いたしましたので、弊社にてアカウントの利用停止措置を行いました」「プロフィール画像と名前をなりすました不正アカウントが作成されている状態です」。メールには「今後は、どんなに親しい人であっても、『電話番号と認証番号』、『メールアドレスとパスワード』などの大事な情報を教えないようにご注意ください」とも記されていた。

 LINEの公式ブログでは昨年9月、「【注意】SMS認証番号を聞き出す詐欺にご注意ください」と題するお知らせが出された。なりすましの被害に遭う報告が増えているとし、「SMS宛てに届く4桁の認証番号(SMS認証番号)は絶対に他人に教えないでください」「家族や親しい友人であっても、他人があなたのSMS認証番号を必要とする場面は絶対にありません」と呼びかけている。

 被害に遭ってから10日近くが過ぎたが、女性が感じた「気味の悪さ」は今も消えない。

 「お金なのか、情報なのか犯人の真の目的がわからない。プリペイドカードを買ってきてと言われてその通りする人はそうそういないだろうし、やっぱり情報が目的だったのかな。携帯電話番号を知られた怖さが今もありますし」。女性は沈んだ声で語った。