上田良一NHK会長インタビュー

テレビとネット融合した「公共メディア」に転換へ 就任半年で意欲新たに

 就任から半年を迎えたNHKの上田良一会長が27日、産経新聞などのインタビューに応じた。自身の「最大の課題」について、「インターネットも使った『公共メディア』への転換を図る」と述べ、2019年の本格実施に向けて準備を進めているテレビ放送とインターネットの「常時同時配信」の実現に改めて意欲を示した。

■ネット同時配信の具体案 9月以降に表明

 --今月25日、NHK受信料制度等検討委員会から、同時配信のネット受信料について「合理性がある」との答申を受けた。今後はNHK内部で具体的な計画を進めることになるが、いつまでにNHKとしての考えをまとめるのか

 「同時配信を前提とした受信料制度のあり方について、『公平負担の徹底』などについて答申案が出たところで、今はパブリックコメント(意見募集)にかけている。答申は9月前半となるので、その意見を踏まえ、そういうことも横にらみしながら、できるだけ速やかにNHKとしての考え方を出していく」

 --考えがまとまるのは10月頃か

 「できるだけ速やかに、ということです」

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