「ヒアリ」の定着を防げ 天敵は在来アリ? 専門家は「正しい知識持ち適切に対処を」

 国土交通省近畿地方整備局は26日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」=写真(環境省提供)=の定着を防ぐため、中国からの定期航路がある近畿地方の5港で、ヒアリが巣を作る可能性がある舗装の隙間を埋めるなどの緊急対策を始めた。ヒアリの定着を防ぐための試行錯誤が続くが、海外では在来アリがヒアリの定着を妨害した例もあるという。ただ、専門家は、まずは正しい知識を持って対応する必要性があると訴えている。(細田裕也)

 緊急対策が行われたのは京都府の舞鶴、大阪府の大阪と堺泉北、兵庫県の神戸、和歌山県の和歌山下津の5港。実際にヒアリが発見された神戸港では26日、作業員らが対策に着手。アスファルト舗装の亀裂部分に殺虫剤を散布し、上から補修材を流し込んで埋めていった。

 神戸港湾事務所の久米英輝所長は「ヒアリが生息する環境を早くなくす必要がある。定着は防げると考えている」と話した。

米で研究実施

 ヒアリの定着を防ぐことができるのか。ヒアリ発見が報道されるようになった6月以降、インターネット上では、「日本に住むアリは、実はヒアリよりも強い」「最前線でヒアリを食い止めるのは在来種」といった書き込みが目立つようになった。

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