依存〜ホストにはまる女たち(1)

毎日DV受け、風俗店勤め強いられても離れられぬ「存在」 幼少期からの寂しさ埋めたホスト「そばにいるだけでいい」

 「一緒にいることが心の安らぎになる。『この人がいなかったら無理だ』という結論になってしまう」

 男性がホストクラブの慰安旅行で家にいないだけで寝られず、ずっと男性と電話して夜明けを待つほど頼ってもいる。

「大して好きでない人」の子供産み…

 弘美は祖母と母の妹である叔母に育てられた。両親は弘美が生まれる前に離婚し、母が引き取った。当時、母は18歳。遊びたい時期で育児を放棄した。だから、授業参観は来てくれたとしても祖母。幼いころから、母のいない寂しさを抱え続けてきた。

 家にも居づらさを感じ、12歳で家を飛び出した。その後、年齢を偽って飲み屋で働きながら通信制高校に通っていたが、15歳のときに妊娠した。相手は4つ上の地元近くの先輩。大して好きではなかったが、妊娠を機に結婚。立て続けに2人を出産した。しかし、夫は育児に関心がなく、衝突を繰り返した。「この人が追いかけて来られないくらい遠くに行きたい」。子供2人を連れて大阪を離れ東京に転居し、看護学校に入った。

 夫へのストレスに、看護学校での勉強…。ホストクラブに初めて足を踏み入れたのは、こうした重圧に押しつぶされそうになっていたときだった。

男性を支えるために風俗店勤め

 昨年3月、大阪に帰郷していた際、自身の誕生日祝いとして友人に連れられて店に入った。その店に、現在同棲する男性がいた。

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