トレーラー10人死亡 組織解明へ運転手追及 密入国費用61万円、いかだで越境 米テキサス

メキシコ・米国
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 【ロサンゼルス=中村将】米南部テキサス州サンアントニオで大型トレーラーのコンテナから不法入国者の遺体がみつかった事件で、米捜査当局は24日、密入国幇助(ほうじょ)罪でフロリダ州在住の運転手(60)を訴追した。これまでに10人が死亡。有罪なら死刑判決を受ける可能性もある。

 運転手は、アイオワ州からテキサス州ブラウンズビルまでトレーラーを移送する途中で、サンアントニオのスーパー駐車場に立ち寄ったと供述。事件発覚当時のサンアントニオの気温は38度で、空調設備が機能しないコンテナ内はさらに高温だった。60度以上との分析もある。過度の脱水症状や熱中症で死亡した10人はいずれも男性。大半が20〜30歳代だった。

 コンテナの中にいたのは、メキシコとグアテマラなどの中南米からの不法入国者。米CNNテレビの取材に応じた男によると、男のグループはメキシコ北東部のヌエボ・ラレドから米テキサス州との国境沿いを流れるリオ・グランデ川をいかだで渡った。いかだの船頭には700ドル(約7万8千円)を支払った。テキサス州側に入り、ピックアップトラックが迎えにくる場所まで夜を徹して歩いた。