埼玉少女誘拐

「2年間を返してくれ」「守ってあげられなかった自分を責めた」被害少女の両親が法廷で意見陳述 

 突然行方不明になったことを伝えなければならないと思いました。娘の件を風化させてはいけないと思いつく限りのことをしました。たくさんの捜索チラシを印刷しなければならず、経済的にも圧迫されました。

 探し出してあげたいとメディアに姿をさらすことも決意しました。でもそれは娘をメディアやネットにさらすことになってしまうので、行ったことは正しかったのか今になっても後悔することがあります。

「観察したかった」…だまして連れ出し、マインドコントール

 被告が逮捕されました。寺内被告が娘を誘拐しなければ悩むことはなかった。2年間安否もわからず、いつ娘を殺されるかもしれないという想像を絶する苦痛がありました。

 被告は1人の少女の人生、私たち家族の生活を壊しました。過ごすはずだった2年間はただ取り戻すことができない。

 「観察したかった」という身勝手な理由で人生で最も大切で多感な2年を奪われました。娘をだまして連れ出し、マインドコントロールをしました。犯行するに当たり、綿密に準備し、ナンバープレートを付け替えたり、Nシステム(自動車ナンバー自動読み取り装置)に映らないようにしました。責任能力がないとは思えません。

 減刑なんてとんでもない。どんなに反省して罪を償っても許しません。被告の両親も許さない。刑期が終わっても許さない。