桜井氏「文科と内閣の合同委員会のときに前川参考人はこうおっしゃっていた。官邸側がこういう場合に関与することはないんだと。それはなぜかというと、国家戦略特区の所掌事務は内閣府だから。だからここのところで『総理のご意向』という言葉が出てくること自体、僕は非常に不自然だと思う。国家戦略特区の案件で、総理、この文言の中でいろんな案件がある。いろんな案件がある中で、ここの文書に『総理のご意向』と書いてある。『総理のご意向』と書いてある文書をごらんになったことがあるか」
首相「見たことはない」
桜井氏「ないんだと思うんですよ。要するに、この案件だけこうやって突出して総理のご意向だ、総理のご意向だと。前回も前川参考人がおっしゃっていたのは、今まで『総理のご意向』だということを、要するに首相官邸が関与すること自体が、経験がないとおっしゃっている。だから総理、もう時間になったので、疑念を晴らすためには、やはり記憶がないとか、記録がないとか、今のようなことに対して、先ほどの山本大臣みたいな答弁じゃなくて、きちんとした説明をしていただかないと、いつまでたっても疑念は晴れないということだけは申し上げて、私の質問を終わる」