スポーツ岡目八目

五輪野球もこぢんまり? シーズン真っ盛りにトップ選手出せず、先細りが否めない世界野球の今後

 さすがにこれでは淡泊にすぎると世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長は出場6チームによる1次リーグ総当たりとする変更案を国際オリンピック委員会(IOC)に提案。だが、大会組織委員会の武藤敏郎事務総長は今月14日、予選2組計6試合の方針に「変わりはない」と述べ、受け入れは困難との認識を示した。

「国際大会」の明日

 結論をいうと、五輪での競技形式はこのまま固まってしまう可能性が高い。1万人強にふくれあがったアスリートの数を抑制したいIOCにとって選手数の多い野球・ソフトボールのチーム数を増やせないし、競技日程が延びる総当たり制への変更を認めることは難しいからだ。

 日本ではそれなりに盛り上がるだろうが、国際的な広がりという点からみれば五輪野球の先行きは明るくない。IOCが求める一流選手の参戦は望むべくもなく、日米以外で五輪を開催した場合、野球場を新たに建設する必要が出てくるのもマイナス材料だ。このため米メディアでは「24年大会がロサンゼルスでなくパリなら存続しないのでは」という意見も散見される。

 野球の国際大会にはほかにも、世界ランキング上位12カ国・チームが4年に1度戦うWBSC主催のプレミア12やWBCがあるが、そのうち19年大会を五輪予選にすることでハクをつけようとしているプレミア12は五輪競技自体がこの状態では大会自体いつまで続くのか先行き不透明。