《日本維新の会の浅田均政調会長は、獣医学部新設をめぐり、岩盤規制の打破を目指す安倍晋三政権と、反対する文部科学省や日本獣医師会などとのせめぎ合いで加計学園に絞られていった経緯をひもといていった》
浅田氏「いままで衆院、参院でいろんな議論があったが、4点あったと思う。1つは総理自らが岩盤にドリルで空けるという岩盤規制の問題、それから2番目は空けた穴を誰が通るかという問題、3番目は総理と加計孝太郎氏の個人的関係から行政がゆがめられたのか。4番目として今の問題を提起させるに至った文書、あるいは文書管理の問題だった。まず総理に2点確認したい。安倍晋三総理は李下に冠を正さずという言葉を何回も使っている。そういう関係であればこそ、余計に線引きを厳しくするという意味ではないか」
首相「まさにその通りでございまして、李下に冠を正さずという言葉がございますが、今委員からご紹介いただきましたが、私の友人が関わることでありますから、当然、国民から疑念の目が向けられることが当然だろうと思います。その観点がこれまでの私の答弁などに思い返せば欠けていた。至らない点があったということは率直に認めなければいけないと、このように思っているところであります」