文化庁移転先、京都府警本部で合意 平成33年度中に

全国の警察本部庁舎の中で最古の京都府警本部本館=京都市上京区
全国の警察本部庁舎の中で最古の京都府警本部本館=京都市上京区

 文化庁の京都移転に向けた政府と京都府、京都市による「文化庁移転協議会」が25日、文部科学省で開かれ、移転先が京都府警本部本館(同市上京区)に決まった。3者で合意した。遅くとも平成33年度中の全面移転を目指す。

 移転候補地は同市内4カ所が浮上していた。移転に向けては耐震補強や増改築工事が必要となるが、府警本部本館は他の候補地よりも、建物整備の工期が数カ月短く、庁舎の改修費用が数億円安いとの試算が出たことや、JR京都駅へのアクセスがよいことなどが決め手となった。また、昭和3年の昭和天皇の即位の礼にあわせて建設された文化的価値も評価された。

 改修・増築の費用は府が負担し、文化庁が借り受ける方式を提案。費用の負担割合に関しては引き続き調整が必要だとし、結論を先送りした。

 府警は平成32年3月に完成予定の新庁舎に移転する。その後、本館の改修などが行われるため、移転は遅くとも33年度中となる見通し。 移転後に京都に常駐するのは、文化庁長官と次長1人、伝統文化や文化財保護関係の担当ら全職員の7割にあたる250人程度の見込み。国会対応や外交、著作権関係などを担当する職員は東京に残す。

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