【関西の議論】〝中国四千年〟が「断絶の歴史」だから新鮮? 有名観光地に飽きた富裕層が押し寄せるマイナースポット(4/4ページ) - 産経ニュース

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関西の議論

〝中国四千年〟が「断絶の歴史」だから新鮮? 有名観光地に飽きた富裕層が押し寄せるマイナースポット

 外国人観光客が日本の観光地を訪れても、プロのガイドから話を聞くことはあっても、実際にその地で暮らす地元の人とやりとりをする機会はほとんどないからだ。

実は空き家対策も深刻

 中国人富裕層から絶賛される富田林寺内町だが、少子高齢化を背景に空き家が増えているという悩みも抱えている。

 市によると、富田林寺内町の地域には全体で約610棟の建物がある。実はこのうち約1割は空き家だ。

 地元有志らは「LLPまちかつ」を平成21年9月に設立。空き家への入居希望者と持ち主との仲人的な役割を果たし、入居者を増やそうと試みている。ただ、同団体の中でも代表の佐藤康平さん(74)が「若手になる」というから、その高齢化は深刻だ。

 「まちかつ」の活動などもあって、ここ数年で、地域には、飲食店やギャラリーなど約50軒の店舗が誕生し、成果が目に見えるようになってきた。しかし、店舗は増える一方で、居住者がなかなか増えない。

 佐藤さんは、町を維持していくためには、多少騒がしくなっても観光地化を進める必要があると考えている。現在、富田林寺内町にある宿泊施設は女性限定の1軒のみ。中国人富裕層の注目も集まっていることから、佐藤さんは「今後3年以内を目標に、空き家を改修することで、男性でも女性でも宿泊できる施設を作っていきたい」と力を込める。