閉会中審査・詳報(2)

前川喜平前文部科学事務次官「『総理が自分の口からいえない』と聞き、『加計学園のこと』と確信した」

 従って、言っていることは、総理が常々いっているように、岩盤規制改革については全体としてスピード感を持ってやることが必要だと。そういった意味で、前川さんにおいても事務次官としてしっかりとフォローしてほしいとそういった趣旨で申し上げた」

 小野寺氏「和泉さんは特区を全体として早く進めてほしいと言ったが、前川さんは加計のことを言っていると受け止めた。最終的にはそれぞれの受け止め方だから、なかなか白黒はつけられないと思う。前川さんに聞きたいのは、和泉補佐官から指示があったということだが、この内容を松野大臣や部下の常磐豊前局長や他の担当者に相談したり伝えたりしたか」

 前川氏「先ほど9月9日の話ですけども、私が和泉補佐官に呼ばれたのはおおむね午後3時頃でした。その日のうちに午後8時前後に高等教育局の専門教育課を呼んで和泉補佐官からこういう話があったと伝えた。私が行ったのはここまでだ。

 この話はまず粛々と原則にのっとって高等教育局の専門教育課が進めるべき問題と思っていた。専門教育課も4条件を満たすかには非常に注意を払っていた。担当課に任せてこれは大臣との間で相談してもらえばいいと思っていた。ただし、情報として首相補佐官からこのような話があったということ自体は、担当課が承知しておくべきであろうということで、担当課に話をするにとどめた」

 小野寺氏「普通であれば、私も大臣の経験があるが、担当局長を通じて話をするのが基本と思うが、その際、担当課には総理の意向である『特区を早く進めろ』と伝えたのか、あるいは、その際、想定された加計学園が『総理の意向である』と伝えたのか。どちらか」

 前川氏「私は和泉補佐官から聞いた通りのことをそのまま伝えたと記憶しているが、私の意識としては、これは今治市の加計学園であるという認識は持っていたし、その時点において獣医学部を作りたいという意向を持っていたのは学校法人は加計学園のみでしたので、これは加計学園しかないというのは共通の理解として私ども文科省の中でも持っていた」

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