ビジネスパーソンの必読書

『「夜遊び」の経済学 世界が注目する「ナイトタイムエコノミー」』『宅配がなくなる日 同時性解消の社会論』『デザインの次に来るもの』

 ■新しい意味づけ 『デザインの次に来るもの』安西洋之、八重樫文著(クロスメディア・パブリッシング・1680円+税)

 イノベーションを起こすのに、さまざまな方法が考案されている。米国発の「デザイン思考」もその一つだが、欧州では「デザイン・ドリブン・イノベーション」という考え方が主流になっていることは、日本ではあまり知られていないだろう。本書では、そうした動きをリポートするとともに、日本での導入可能性を探っている。

 デザイン・ドリブン・イノベーションは「意味のイノベーション」を引き起こす。既存のモノやサービスの意味を捉え直すということだ。本書では「部屋を明るく照らす」という照明の意味を再定義し、気分や状況に応じて自動的に照明を調整するようにした新製品の例を挙げている。

 技術重視でない企業や資金の足りない中小企業に「意味のイノベーション」は向いている。さらに言えば、人事にもその考え方は応用できる。人材に「新しい意味」を見いだすことで新たな役割を与えられる、ということだ。

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