茨城知事選で進次郎氏、大井川氏支援へ つくばで多選の弊害強調

 自民党の小泉進次郎衆院議員は22日、つくば市で開かれた同党県連青年局・青年部の研修大会に出席し、知事選(8月10日告示、27日投開票)で同党や公明党が推薦する元経済産業省職員の新人、大井川和彦氏(53)を支援した。7選を目指す現職の橋本昌氏(71)との保守分裂の対決構図が強まる中、自民党は党内随一の集客力がある小泉氏を投入し、大井川氏への支持拡大を図った。

 小泉氏は、加計学園問題などによる内閣支持率急落や東京都議選での自民党惨敗などを念頭に、「自民党も支持率が下がっている。長く続くといろいろなことがある」と指摘。その上で「茨城県(知事)の長さはその比じゃない。一人一人考えて投票率を上げていこう」と呼びかけた。

 知事選の争点の一つと想定される多選について、研修大会に参加した大学生が「多選の何が悪いか明確に教えてほしい」と発言すると、小泉氏は大学生の年齢を尋ね、「みんなが生まれる前から知事は代わっていない。伝統は時代に合わせて変えていかないと守れない」と述べ、多選の弊害を強調した。

 この点に関して橋本氏はこれまで「多選は弊害があると一概には決めつけられない」「長くやっているのは事件や事故を起こしていないからだ」と強く反論しており、知事選では両陣営の主張が激しくぶつかり合うことになりそうだ。

 また、小泉氏は自身の地元・神奈川県横須賀市で6月に行われた市長選に言及し、「現職は強い。(県議や市議らは)自分の選挙より頑張らなくては勝てない」と結束を促した。

 知事選をめぐっては、NPO法人理事長の新人、鶴田真子美氏(52)も立候補を表明している。(鴨川一也)

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