単刀直言

萩生田光一・官房副長官が「加計文書」の事実を語る 「『正確性欠くメモ』と文科省から謝罪あった」「NHK番組は疑惑が深まる構成」

 10月21日文書は係長5人で共有していたと報告を受けています。野党やマスコミは、私が最後通告のような圧力をかけた証拠がこの文書だと言っていますが、それほど重要な局面だったら、局長や事務次官、あるいは文科相に上げるべきだと思うんですね。

 そもそも、文科省として国家戦略特区に反対しているという意思表示は私には一度もありませんでした。前川さんとは毎週金曜日、事務次官会議で会っていました。十数年一緒に仕事をしてきましたが、行政がゆがめられるほどの一大事というのでしたら、そのときに声を出すべきでしょう。

 (加計学園が運営する)千葉科学大学の客員教授だったという偶然も重なり、文科省と加計学園の双方に接点があり、副長官として安倍晋三首相に近い私に注目が集まったと認識してます。

 10月21日文書は、いよいよ東京都議選という6月19日にNHK「クローズアップ現代+」で初めて紹介されました。前日にNHKから文書について問い合わせがありましたが、肝心な文書は見せてくれません。だから「文書がどんなものか分かりませんが」と答えたのですが、番組は視聴者の疑惑や疑念が深まるような構成になっていました。

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