安倍政権考

加計問題で目立つ偏向報道 朝日などが報じなかった「真実」とは

 しかし、読売は「野党は、安倍首相が長年の友人の同学園理事長に便宜を図るため、京産大ではなく、加計学園を選んだのではないか--と批判しているが、京産大側の事情で認定に至らなかったという側面が判明した」と書く。

 京産大の記者会見を受け、八田氏は14日、加計が先行したことで京産大が獣医学部新設を断念したと指摘されることについてコメントを出した。

 八田氏は「京産大が昨年提案を行った際、今治市が先行して提案を行っていることは認識されていたはずであり、今治市と京都府の獣医学部が両立することを前提に提案されていたはずです」と指摘。その上で、京産大の提案撤回は「国家戦略特区における政策決定が要因ではなく、あくまで、当初の提案後の京産大における方針転換と理解しています」と述べた。

 24日には安倍首相が衆院予算委員会の閉会中審査で加計問題について説明する方向で与野党間で調整が続いている。しかし、安倍首相がいくら真摯に説明したところで、野党や朝日などが指摘する疑惑が払拭されるかといえば疑わしい。というのも、メディアに疑惑を払拭する考えがあるとは思えないからだ。

 報じる、報じないの裁量は各メディアにある。だが、読者に対し、特定の事柄を報じないというのは、責任あるメディアの役割としていかがなものかとの思いを禁じ得ない。

(政治部 田北真樹子)

会員限定記事会員サービス詳細