中国企業が製作発表した映像作品に、ウルトラマンシリーズのキャラクターが無断で使用されているとして、円谷プロダクションが抗議声明を出していたことが20日、分かった。法的措置も検討しているという。
同社が19日にホームページで発表した声明によると、中国企業は「広州藍弧文化伝播有限公司」で、10日に北京で映像作品「鋼鉄飛竜之再見奥特曼」の製作発表を実施。「奥特曼」はウルトラマンを意味し、ポスターや予告編映像にキャラクターが使われていた。
円谷プロは声明で「ウルトラマンブランドを著しく毀損(きそん)し、断固として非難すべきものであり、到底認められない」などと主張。また、「本件映像作品のような新規著作物の製作、ウルトラマンシリーズキャラクターの翻案・改変等の権利は当社のみに帰属する」としている。