「見違えるよう」大阪・吹田のだんじり35年ぶり大修復 30日に曳行 - 産経ニュース

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「見違えるよう」大阪・吹田のだんじり35年ぶり大修復 30日に曳行

修復を終えただんじりと、六地蔵自治会会長の松本博明さん=大阪府吹田市の高浜神社
修復を終えただんじりと、六地蔵自治会会長の松本博明さん=大阪府吹田市の高浜神社

 大阪府吹田市高浜町、南高浜町の六地蔵自治会のだんじりが35年ぶりの大規模な修復を終え19日、地元の高浜神社内のだんじり庫に搬入された。黒っぽかった外観は木目を生かして生まれ変わり、彫り物も傷んだ部分を補修。北摂地域のだんじりは珍しく、30日に吹田まつり恒例のイベントとして、ほかの5自治会のだんじりとともに曳行(えいこう)される。(張英壽)

 六地蔵自治会のだんじりは、天保10(1839)年に製作されたとされ、高浜神社の祭礼や奉祝行事で曳行されていた。戦後は、夏恒例の吹田まつりで、勇壮な姿を披露してきた。

 しかし、昭和57年に大規模な修復を行ったものの、老朽化。表面は黒っぽくなり、竜や中国の三国志をイメージした彫り物も痛みが目立つようになった。だんじり自体も傾いてきたため、今年5月上旬、岸和田市のだんじり修復も手がける同市の井上工務店に35年ぶりとなる大規模な修復を依頼。約2カ月かけて作業が行われた。

 修復を終えただんじりはトラックで高浜神社に運ばれ、だんじり庫に入れられた。井上工務店社長の井上英明さん(51)は「彫り物は欠けていたところを補修した。黒かった塗装ははがして本来の木の味わいを出した」と説明した。

 搬入を見守った六地蔵自治会会長の松本博明さん(76)は「木目調になって見違えるようだ。立派になって帰ってきた。吹田まつりでも期待できる。感無量」と目を細めた。

 修復を終えただんじりは、22日午後1時から高浜神社内の六地蔵自治会館で関係者が集まる式典が開かれ、披露される。

 吹田まつりのだんじり曳行は30日午後3時40分ごろから。六地蔵など6自治会のだんじりが高浜神社とJR吹田駅の間約450メートルを往復する。