経済インサイド

麻生太郎財務相が全国知事会長らに噛み付いた!地方も怒りが収らない 争いのタネは「貯金」!?

【経済インサイド】麻生太郎財務相が全国知事会長らに噛み付いた!地方も怒りが収らない 争いのタネは「貯金」!?
【経済インサイド】麻生太郎財務相が全国知事会長らに噛み付いた!地方も怒りが収らない 争いのタネは「貯金」!?
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 麻生太郎財務相、地方に噛み付く-。地方自治体が積み上げた「貯金」に当たる財政調整基金などの基金をめぐり、国と地方の間でバトルが勃発した。平成27年度末の基金残高は、10年前に比べて1.6倍の21兆円に膨らんでいる。国の借金が増える中、麻生氏ら財務省側が「地方には余裕がある」として地方交付税の削減をちらつかせるのに対し、地方側は「基金は将来不安を解消するため」「地方財政の実態を踏まえていない」などと猛反発。両者の議論は平行線をたどり、年末の30年度予算案編成に向けてヒートアップするのは必至だ。

麻生氏、キレる

 「国は地方交付税のために借金をしている。それで地方がためた金(基金)は10年で増えた。何に使っているのか」

 5月末、首相官邸で開かれた閣僚と自治体の代表が意見交換する「国と地方の協議の場」。麻生太郎財務相は、全国知事会長の山田啓二京都府知事らに強く迫った。

 29年度に自治体が受け取る交付税総額は16兆3298億円。一方、自治体の基金残高は17年度末の13兆1000億円から、27年度末には21兆円に達した。麻生氏は、基金の「正当性」について説明を求めたのだ。

 これに先立つ5月25日、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)は、「基金の残高が増えた要因を検証し、地方財政計画に適切に反映させるべきだ」と提言する建議(意見書)を出していた。

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