関西の議論

ガラス張りルームでワンマンショー…進化する「カラオケ」…フィットネスと健康増進への活用も

 同会館では月1回、約90分の教室を実施しているが、参加者の間からは「もっと回数を増やしてほしい」との声もあるほど。同市は平成33年3月までの5年間にわたって実施する方針で、高齢者の健康増進の効果などを検証することにしている。

 第一興商によると、今年7月から滋賀県湖南市でも同様の取り組みが始まっており、今後も導入を検討する自治体が増える見込みという。その一方で、カラオケで歌うという趣味が高じて、大きなステージでコンサートを開きたいと夢を抱く高齢者も増えており、ステージに立つ夢を実現させたケースも報告されている。同社営業開発課の谷英昭課長(48)は「いろいろな方に体験してもらい、自宅にこもりがちな高齢者が外出するきっかけになれば」と話している。

「歌も歌える遊び場」を新コンセプトに

 平成8年ごろにはカラオケの市場規模は1兆円超もあったが、レジャーの多様化やヒット曲の減少などで現在では約6千億円規模にまでなっているといわれている。メーカーだけでなくカラオケボックス側も、「歌うだけの場所」から「歌も歌える遊び場」との新たなコンセプトを打ち出し、さまざまな工夫を凝らした生き残り策を展開している。

会員限定記事会員サービス詳細