田村正和「眠狂四郎The Final」始動 最後の当たり役に入魂(2/2ページ) - 産経ニュース

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田村正和「眠狂四郎The Final」始動 最後の当たり役に入魂

 現代劇にも数多く出演。当初はニヒルで憂いを帯びた役柄が多かったが、昭和59年の「うちの子にかぎって…」以後はコミカルな役柄もハマリ役に。このほか、「ニューヨーク恋物語」や「古畑任三郎」など当たり役多数。「自分では現代劇も時代劇も十分やったと思っています」

 ここ数年、「キャリアを終えるきっかけになるような企画を撮れればいいなと思っていた」と語り、ドラマ出演は約1年半ぶり。今作での演技について「必死ですよ」と明かす。「姿勢に気を付けたり、メイクさんにお願いしてシワを少なくしてもらったり。40〜50代の頃の狂四郎に近くしようと思ってね」

 天涯孤独の狂四郎だが、今作では「狂四郎の娘」を名乗る女性が登場。さらに、狂四郎と同じ必殺技「円月殺法」を使う剣客と対峙(たいじ)し、自らの出生や運命に立ち向かうことになる。

 「虚無の世界でしか生きられない男に、今回は少し明るい光が差し、最後には大きな対決が待っている。時代劇はね、面白いよ。ぜひ、若い人たちにも見てほしいね」

 撮影の合間も、凛(りん)としたたたずまいを決して崩さなかった田村。強いプロ意識と演技へのこだわり、そして時代劇への愛を感じた。(本間英士)