【自慢させろ!わが高校】福岡県立嘉穂高校(下)迫力の応援指導で成長(3/5ページ) - 産経ニュース

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自慢させろ!わが高校

福岡県立嘉穂高校(下)迫力の応援指導で成長

 その大切さに、多くの生徒が社会人になって気づく。

 東京大アイソトープ総合センターの秋光信佳教授(45)=42回=は「『5分前の精神』は強く印象に残っている。準備という社会生活で大切なことを、徹底的にたたき込む硬派な伝統はすばらしい。私が今指導している学生は、関東の有名校出身者が多いが、嘉穂高の応援指導や校則を話すと驚かれる」と笑った。

 秋光氏は昨年、母校で講演し、生徒の東京研修も支援した。生徒は大学院生が使う装置に触れ、最先端の遺伝子研究を学んだ。

 「文武両道」の校是の下、部活動も盛んだ。

 部活動には8割の生徒が加入する。柔道部、剣道部は全国高校総体(インターハイ)優勝の実績がある。昨年は柔道や放送、弓道、吟詠剣詩舞など、複数の部活動が全国大会に出場した。

 武道場の前には「攻撃は最大の防禦(ぼうぎょ)なり」という石碑が立つ。

 柔道部の部訓であり、同部OBらが平成12年、建立した。いかにも嘉穂高らしいスポットとして、来校者が写真を撮ることもあるという。

 富士通社長の田中達也氏(60)=27回=が3年生のとき、柔道部と剣道部がそろってインターハイで優勝した。熱気は今でも心に残っている。