長女、長男、実父と「喪主」3回、胸中は… 「自分の死」を伝える大切さ タレント・風見しんごさん

 葬儀は、僕ら家族と妊娠中も妻を支えてくれた数人の友達だけで行いました。「とにかく送り出す気持ちを大切にしよう」「みんなでしっかり送り出そうね」という感じでした。娘のときもそうですが、あとで思うと「遺(のこ)された者のために一生懸命やっていたのかな」という気もします。

◆父の葬儀は2回

 そして最後が父です。長らく認知症を患っていて、遠距離介護が不可能な状態になったので、18年に故郷の広島から東京に来てもらっていました。

 亡くなったのが25年12月27日。東京には僕ら以外に知り合いがいないのですが、故郷で葬儀を挙げるのも(年末年始で)タイミング的にちょっと…という状況だったんですね。だから、「オヤジごめん」と言って、ひとまず東京で葬儀を挙げたんです。家族だけで内々に。

 それから正月が明けた頃、骨壺を故郷に持って行って、親戚(しんせき)や父の友人の方々をたくさん呼んでお別れの会を開いたんです。だから、2回お葬式をやったんですよ。

◆負担減らし、笑って

 3度も喪主をやって実感しましたが、亡くなる人の意向が聞けるなら、それに越したことはないです。僕の場合、娘や息子はもちろん、父も長く認知症だったので、3度ともどんな葬儀をしてほしいとか、誰を呼んでほしいといったことは聞けなくて。こちらで全部考えて、よかれと思うことをやっていく感じでした。