都議選投開票

民進・野田佳彦幹事長「おごれる安倍政権にノーが示された」松原仁都連会長は辞任へ

 この重鎮は年明けから、党内の非主流派幹部と会合を重ね、「蓮舫降ろし」のタイミングを探ってきた。次期衆院選を考えれば、求心力のない蓮舫氏の代表交代は不可欠との思いからだった。都議選後に代表リコールのための署名集めなどを検討してきた。

 しかし、都議選期間中に自民党の不祥事が続出し、追い風も感じるようになった。蓮舫氏は街頭演説で稲田朋美防衛相の失言など安倍政権批判を徹底した。

 ただ、選挙前は「蓮舫民進党」の看板を嫌う公認候補の離党が続出し、18人いた民進党の現職都議は7人まで減った。民進党が勝利したと胸を張れる状況ではなく、松原氏は2日夜の記者会見で「われわれも解党的出直しをしなければいけない」と語った。(奥原慎平)

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