東京都議選

民進・蓮舫代表、惨敗も引責辞任は必要なし 「『選挙の顔』他にいない」野田佳彦幹事長が擁護

記者会見する民進党の蓮舫代表=29日午後、国会内(斎藤良雄撮影)
記者会見する民進党の蓮舫代表=29日午後、国会内(斎藤良雄撮影)

 民進党の野田佳彦幹事長は3日の記者会見で、東京都議選で現有議席を下回った情勢に対する蓮舫代表の責任に関し「『選挙の顔』がそんなに他にいるのかどうか。(蓮舫氏は)責任を果たし続けて結果を次に渡すという確固たる決意を持っている」と述べ、引責辞任の必要はないとの認識を明らかにした。

 自民党への批判票を取り込めなかった要因については「都民ファーストの会が都民の怒りの受け皿となった」と指摘し、「民進党が存在感を示すことができなかったことは残念だ」と語った。

 自民党が歴史的惨敗を喫した要因には「政権のおごり・隠蔽・権力の私物化に対し、都民は明確にNOの意思を示した」と分析。同日夕にも4野党の幹事長・書記局長会談を国会内で開き、臨時国会の速やかな召集を改めて求める方針を確認する意向を示した。

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