米露首脳会談を橋渡し? キッシンジャー元米国務長官 ロシアで存在感

 【モスクワ=黒川信雄】1970年代に米国と中国の国交正常化を主導し、現在もトランプ米大統領に外交上のアドバイスを行っているとされるキッシンジャー元米国務長官(94)がこのほどロシアを訪問し、強い存在感をみせつけた。

 訪露中、米露首脳会談の開催決定も発表され、同氏が橋渡しをしたのではとの憶測も呼んだ。

 キッシンジャー氏は6月30日、モスクワで外交専門家会議に出席。同氏が発言するタイミングに合わせ国営テレビが会場を中継するなど、露側の高い関心が伺えた。

 キッシンジャー氏は「米露の緊張は過去にも繰り返し起き、克服されてきた」などと発言し、米露関係の将来に楽観的な見通しを示した。

 同氏は6月29日にはクレムリンでプーチン大統領と会談。内容は非公表だが、米ホワイトハウスは同日、7月の米露首脳会談実施を公表しており、キッシンジャー氏が調整役を担ったのではとの観測が露メディアで浮上した。

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