東京都議選

安倍首相、選挙戦最終日に初の街頭演説 やめろコールに「誹謗中傷は何も生まない」と反論

自民党候補者の街頭演説会場近くで、報道陣に向かって、一万円の札束を見せる籠池泰典氏=1日午後、JR秋葉原駅前(古厩正樹撮影)
自民党候補者の街頭演説会場近くで、報道陣に向かって、一万円の札束を見せる籠池泰典氏=1日午後、JR秋葉原駅前(古厩正樹撮影)

 安倍晋三首相(自民党総裁)は1日夕、千代田区のJR秋葉原駅前で、今回の都議選では初めてとなる街頭演説を行った。首相はこれまで2度、小学校体育館で開かれた自民候補の集会の応援演説に入っていたが、街頭には立ってこなかった。

 この日の演説前には、安倍首相の退陣を求めるグループが陣取り、「安倍やめろ!」のコールを始めた。その後、警察官ともみ合いになるなど周囲は一時騒然となった。演説の最中も批判を続けるグループに対して安倍首相は、「われわれは人が主張を訴える場所に来て演説を邪魔するようなことは絶対にしない。政策をまじめに訴えたい。誹謗(ひぼう)中傷をしても何も生まれない」と反論した。

 また、会場には学校法人「森友学園」の籠池泰典前理事長が姿を見せ、報道陣の前で札束を出すなどしたが、大きな混乱はなかった。

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