【米韓首脳会談】文在寅氏、「反米」疑念をとりあえず払拭 初訪米成功に安堵 THAADなど懸案先送り(1/2ページ) - 産経ニュース

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米韓首脳会談

文在寅氏、「反米」疑念をとりあえず払拭 初訪米成功に安堵 THAADなど懸案先送り

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はトランプ米大統領との初会談で、懸案だった最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」の韓国配備など敏感な問題への対応は明確にしなかったが、反米的とみられていた米国からの疑念を形の上では払拭して強固な同盟関係を確認。懸念された初訪米をどうにか終えた。

 米韓同盟の再確認、強い安全保障、トランプ氏の年内訪韓、南北対話再開の支持-。首脳会談での合意内容は従来ならば珍しくない。だが、米国からの信頼回復を最優先にした韓国の現状を考えれば十分なものだ。

 トランプ氏が大統領に当選した昨年11月、韓国は朴槿恵(パク・クネ)大統領(当時)の親友による国政介入事件で大混乱。1月のトランプ氏の就任後も、首脳会談はできず出遅れに焦りを隠せないまま、朴氏罷免、文氏の大統領就任を経てようやく会談は実現した。

 しかし、北朝鮮との対話にこだわり、THAAD配備を先延ばしにした文氏に、米国からは「恩知らず」(トランプ氏)といった不快感や疑心が伝えられた。韓国側では首脳会談が成功するかどうかについて不安感も強かった。