心のケア がん患者と家族

(下)残された子供 仲間と遊び、得る癒やし

異なる反応

 親と死別した子供たちにどのように接したらいいのだろうか。

 死別や離婚などで親や身近な人を失った子供をサポートする米国の団体「キッズハートトゥーハワイ」創設者、シンシア・ホワイトさん(62)はこう話す。「子供は大人のように自らの体験や感情を話さない。それよりも遊ぶこと。同じ境遇の仲間と過ごしたり、自由に、創造的に遊ぶことで癒やしを得る」

 親との死別体験がトラウマ(心的外傷)になると、夜尿症や下痢、便秘といった身体反応▽呼吸が浅くなり、心拍数が高くなる▽無表情でコミュニケーションを取りにくくなる-など、身体的、心理的な悪影響をもたらすことがある。

 一方、安全で安心できる環境をつくることで、子供は自ら悲しみに対処することもできる。「心の痛みに対する反応」は子供の年齢や性格、環境によって異なり、激しく動く子供もいれば、うずくまり、黙り込む子供もいる。「それはそれで健全な反応。でも決して独りにしないで。そばにいることがサポートになるから」とアドバイスする。

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