主張

車いすと搭乗拒否 共生社会への好機にせよ

 世界の障害者アスリートを迎え入れる上で、都市構造の充実とともに、変革が求められるのは、一人一人の心の持ちようである。

 5色の五輪旗が5大陸を表しているのに対し、赤、青、緑の3色によるパラリンピック旗はそれぞれ、心(スピリット)、肉体(ボディー)、魂(マインド)を象徴している。そうしたパラリンピック精神を確認してこそ、大会を開催する意義がある。

 効率化の徹底により低運賃を実現するLCCは、航空需要を増加させた。成田、関西空港と奄美空港を結んで利用客を飛躍的に増やしたこの路線は、バニラ・エアの象徴的存在ともいえるだろう。乗降タラップの改善により、より有用な路線となるはずだ。

 格安運賃は利用客にとってありがたいが、効率化の対象が障害者の社会参加を疎外することに結びついてはならない。安全と同様、削れぬものはある。