スポーツ岡目八目

韓国テコンドーが東京五輪「空手」の脅威にさらされている

 テコンドーは1988年のソウル五輪で公開競技として採用され、2000年シドニー五輪で正式競技に昇格。すでに5大会で実施されているアドバンテージもあり、それほど危機感を募らせなくてもよさそうなものだが、それなりに理由があるらしい。

 まず第一に「資金力」。中央日報によれば現在世界テコンドー連盟(WTF)を後援する韓国企業はただ1社だけで、その理由としてある大企業の担当者は、「テコンドーを後援して国際社会で韓国企業というイメージがつくことを望まない」と話しているという。日本企業の積極的な支援とは比べものにならないとの嘆きを報じる。

 さらにテコンドーには競技としての「弱点」があるという。

 五輪では競技が攻撃的になるよう、競技場を12メートル四方から8メートルに縮小している。だが、そのせいで選手は前足攻撃一辺倒に陥っていると韓国の各メディアが指摘する。これに呼応するように同国内のネット上にも「格闘技ではなく、鬼ごっこになってしまった」「まるでバレエだ」と退屈さを指摘する声があがる。一方で〈(空手は)テコンドーと違って上半身、下半身が使えることから見どころが多い〉(前出ケーブル局サイト)ためテコンドー界に緊張感を増しているというのだ。