大粒で色つやよし 茨城県産「飯沼栗」GI登録

1つのイガに1つの実をつける飯沼栗(茨城県茨城町提供)
1つのイガに1つの実をつける飯沼栗(茨城県茨城町提供)

 茨城県茨城町で生産されているクリ「飯沼栗」が、「地理的表示保護制度(GI)」に登録された。農水産物や食品の名称を国が地域ブランド(知的財産)として保護する制度で、県内では平成27年に登録された稲敷市の「江戸崎かぼちゃ」以来2例目。

 クリは収量安定のため1つのイガに実を3つ実らせるのが一般的だが、飯沼栗は1つだけ実らせる技術を確立させ、大粒で色つやがよいのが特徴。冷温貯蔵で甘さが増した時期に出荷する。栽培しているのはわずか11戸で、出荷量も年約50トンと多くはないが、品質の高さから東京都中央卸売市場では平均価格の2倍で取引される。

 茨城町は平らな台地で台風や雪による被害が少なく、クリの栽培に適しているという。下飯沼栗生産販売組合の田口一彦組合長(64)は「審査中は心配していたが、登録されてうれしかった。これからも品質を維持していく」と喜びを語った。

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