北拉致疑いの米青年、救出の動き高まる 共和議員が調査要請、日米連携に期待

2004年、中国・雲南省で消息をたった米国人留学生のデービッド・スネドン氏。北朝鮮により拉致された可能性がある
2004年、中国・雲南省で消息をたった米国人留学生のデービッド・スネドン氏。北朝鮮により拉致された可能性がある

 米議会の共和党有力議員2人が北朝鮮に拘束された米国人大学生の悲劇的な死を契機にトランプ大統領に書簡を送り、北朝鮮工作員に拉致された疑いの濃い米国人、デービッド・スネドン氏=失踪当時(24)=の消息の本格調査開始を要請したことが28日、明らかとなった。同氏の拉致疑惑解明には日本人拉致事件の関係者の協力も多く、両議員はトランプ政権への影響力も強いため、拉致事件への日米の新たな合同調査も期待される。

 ユタ州選出の共和党のマイク・リー上院議員とクリス・スチュアート下院議員は大統領宛ての26日付共同書簡で、同州の大学に在籍していたスネドン氏の失踪に大統領自身が注意を傾け、国務省や他の情報機関による本格的調査の開始を指示することを要請した。

 書簡は北朝鮮に拘束され、昏睡(こんすい)状態で解放されてから死亡した米国人大学生のオットー・ワームビア氏の悲劇について北朝鮮政府の責任を追及した。同時に訪米する韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領とともにトランプ氏が北朝鮮の非人道的行動を非難することを訴えた。

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