関西の議論

若者のみそ汁離れ「1、2カ月飲んでいない」…大阪はみそ購入量最低、食の多様化や個食が背景

 約900のみそ製造業者でつくる全国味噌(みそ)工業協同組合連合会(全味工連)の小林悦治専務理事は(64)は「食の洋食化が背景にある。みそ汁はイタリアンやパンには合わない。またみそ汁は家族全員の分をつくるものだが、家族の一人ひとりが別々に食事をとる『個食』が増えたことも影響している」とみる。

 全味工連の広報団体である「みそ健康づくり委員会」の鈴木亮輔委員長(60)は「高度成長期くらいまではご飯とみそ汁、おかず、つけものが食事の定番だったが、ファストフードやコンビニなど食の選択肢が増えた。また朝食を抜く人が多いことも関係しているだろう」と指摘する。

 一方、1世帯あたりのみその年間購入量を示した総務省の家計調査には、都道府県庁所在地(東京は23区部分)と5政令市の統計がある。こちらは農林業・漁業世帯を含むデータだが、みその購入量は「東高西低」の傾向がはっきりと読み取れる。中でも、近畿が特に低く、大阪市と神戸市は、最低レベルの少なさだ。

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 昨年は、神戸市(2.978キロ)が最も低く、次いで和歌山市(3.014キロ)、大阪市(3.526キロ)の順だが、平成27年は大阪市(3.202キロ)が最低、2番目に低いのが甲府市(3.450キロ)、3番目が神戸市(3.543キロ)となっている。26年は奈良市、神戸市、大阪市の順で少なかった。

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